1月31日は、愛妻家の日です。
1月の1をアルファベットのIに見立て、「あい(I)さい(31)」の語呂合わせから、日本愛妻家協会が制定したそうです。
日本愛妻家協会なんてのがあるのですね!びっくり。どんな活動をしているのでしょう?って、サイトを見てみたら、結構いい感じでした。
妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれないね。
という訳で、映画「今度は愛妻家」を観た話です。
あらすじ
かつては売れっ子カメラマンだった北見俊介(豊川悦司)は、今はロクに仕事もせずに怠惰な毎日を送っている。健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)は、そんな夫に文句を言いながらも世話を焼いている。
ある日、友達との箱根旅行準備であたふたするさくらに、軽口を叩く俊介。そんな夫にさくらは、“子供を作る気がないなら、別れて”と悲しそうに告げる。いつもと違う妻の態度に、何とかその場を取り繕う俊介。
さくらが出掛けた後、オーディション用の写真撮影にやってきた女優志願の蘭子(水川あさみ)といい雰囲気になる俊介。そこへ財布を忘れたさくらが戻ってきて、ついに愛想を尽かされてしまう。そのまま旅行から戻ってこないさくら。
最初は独身生活を楽しんでいた俊介だったが、次第に妻のいない生活に苛立ちを覚え始める。そんな俊介を心配そうに見守るのは助手の誠(浜田岳)とオカマの文太(石橋蓮司)。
突然、戻ってきたさくらから、一年前から好きな人がいる”と告白され、離婚記念の写真を撮って欲しいと言われる。一年ぶりにカメラを手にとり、写真を撮り始める俊介。
“ねえ、写真撮ってよ。”昨年のクリスマス直前に、さくらに半ば強引に連れていかれた子作りのための沖縄旅行で言われた言葉を思い出す俊介。
あれから1年。取り戻せない時間の中、初めて自分の想いをさくらに告げ、抱きしめるのですが・・・。(観てない人の事を考えて、ネタバレしないように書くのは、結構大変。)
挿入歌として、口ずさんでいるのは、陽水の「夢の中へ」。エンディングは同じく陽水の「赤い目のクラウン」です。
中谷まゆみ原作の舞台劇を行定勲監督が映画化したものです。
行定勲監督の作品を観るのは、「春の雪」以来です。あの映画は、私の原作への思い入れが強すぎて、そこはちょっと違うなんて、感じたものでした。
この映画は、主人公と同年代の男性が観ると、自身と主人公を照らし合わせ、妻のありがたみが身に沁み「今度は愛妻家」になろうなんて考えたりして良いかもしれません(^^)
ちょっとぐだぐだしたシーンがあったりもしましたが、積み重ねられた夫婦の縁(えにし)の重さなんかを感じてしまいました。あっ、そういうことか!とネタに気づいた瞬間に、個人的には”しまった”と思ったのですが、いろんなことがあっても人生は続いていったり、続いてゆかなかったりするから、限りある生をまっとうしなくちゃね~。
石橋蓮司さんのオカマが、とってもハマっていて、助演男優賞!です。薬師丸ひろ子さんを可愛く、可愛く撮っていて、確かに可愛いのですが、1981年の”快感!”から歳月が経っていることを顔に感じてしまい、やけに切なく思えました。30年近く経っているのですから、無理からぬ事ですけどね。人の事言えないし・・・。
日本愛妻家協会では、1月31日午後8時9分が世界一斉ハグタイムだそうです(^^)
相手のいる方はハグしてみてはいかがでしょう?いない方も、想定して?ハグしてみるのもいいかもしれません。何かが変わるかもしれません。