2016年11月04日
大徳寺 聚光院
大徳寺の塔頭 聚光院が、2017年3月26日まで、創建450周年記念特別公開を開催しています。2000円という拝観料にもかかわらず、なにやら混んでいるようで、日時をネット予約しての拝観です。
京都国立博物館に寄託されていた永徳、松栄の障壁画が里帰りし、あるべき姿で見る事が出来、かつ千住博画伯の障壁画『滝』の一般初公開や、表千家7代如心斎が千利休150回忌に寄進したとされる茶室「閑隠席」(重文)の見学も出来るなどという触れ込みですが、高すぎではないかしらん?文句を言いつつも、着物を選んで、出掛けました。
「滝」に合わせて、鯉の滝登りあたりがいいかしらんと思ったのですが、持っていないので、普通に泳いでいる鯉にしてみました。
写真撮影はもちろん禁止なので、入口付近のみです。
聚光院は、永禄9年(1566)、三好義継が父、長慶の菩提を弔うために、大徳寺第107世住職、笑嶺宗訢(しょうれいそうきん)和尚を開祖として創建した塔頭です。
後に、笑嶺和尚に参禅していた千利休が聚光院を自らの菩提所としたことから、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家の代々の墓所となっていますが、今回、お墓のお参りはNGです。
以下の写真はパンフレットよりの転写です。
狩野永徳・松栄による本堂の障壁画は博物館で、すでに観た事がありますが、本堂で観るとやはり良いものですね~。その場所を考慮して描かれている事が良くわかります。
方丈庭園「百積庭」
永徳が下絵を描き、千利休が整えたという話です。
茶室「閑隠席」表千家7代如心斎が、千利休150回忌の際に寄進したと伝わる三畳の茶室で、薄暗くすっきりしたしつらえです。
千住博画伯作「滝」
滝のシリーズも、個展会場で観た事がありましたが、大広間の襖として存在すると、またインパクトが違ってきます。ここでお茶をよばれてみたいですね~。
あちこち修復されたようで、その費用捻出の為の高額拝観料といったところでしょうか。高かったけれど、強く印象に残る拝観でした。
- by zuzu
- at 10:47
comments