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2016年10月15日

「近世京都の宮廷文化~宮廷大礼文化の風景~」展

「京セラ美術館」と、「城南宮(斎館)」の2会場で、11月13日(日)まで「近世京都の宮廷文化~宮廷大礼文化の風景~」展が開催されています。12-073.jpg
京セラ美術館といっても、今話題の京都市京セラ美術館ではありません。京セラ本社ビル1階にある京セラ美術館です。なんかややこしくなりそうな・・・。

近世以降の天皇の代初めに行われる即位式や、大嘗(だいじょう)祭などの大礼の資料が展示されていました。京セラ美術館の方は、小原家文庫に収集されている資料や光雲寺、個人所蔵の資料などが展示されていました。

大嘗祭とは、天皇が即位の礼の後、初めて行う新嘗祭の事で、夜半から深夜にかけて行われます。11月23日がその新嘗祭の日で、宮中祭祀のひとつである収穫祭です。10月31日ではありません。
起こし絵という形で描かれた人物は、正面の姿と裏側に背面の姿が描かれていて、元祖 飛び出す絵本といった感じで、興味深いものがありました。12-082.jpg
城南宮の展示の方は、撮影可となっていました。大正天皇の即位式の行われた京都御所 紫宸殿と南庭の模型が真ん中に展示されていました。紫宸殿の屋根がないのは、内部を見せるためでしょうか?12-081.jpg
立派な橘ですね。酸味が強く生食用には向かないようですが、こんなにたわわに実っていると、食べてみたいような。田道間守が常世の国より持ち帰ったという実ですから、御菓子にしてみたいですね。12-074.jpg
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今生天皇の即位式も、高御座を隠密空輸 などせずに、京都で執り行って頂きたかったですね~。

2016年10月07日

梅小路公園 「藤袴と和の花展」

藤袴が見頃との事で、梅小路公園の朱雀の庭を訪れてみました。「藤袴と和の花展」と題した展示で、風情のある和の花を見る事が出来るようです。
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以前、写真を見て綺麗だなと思い、絵にしたのですが、実物は初めて見ました。愛らしい花です。12-083.jpg
雨が降り続いたせいか、きのこが元気です。松の足元なのに、松茸ではないのが残念ですが。12-095.jpg
平家一門の邸宅群のあった場所として、西八条第跡という石碑が建てられています。12-094.jpg
寿永2年(1183) 平家一門が木曽義仲によって平安京から追われる際に、平家自ら火をつけて焼失させたという話です。栄耀栄華の夢の跡地ですね。
朱雀の庭の奥には、命の森という草木の生息空間が作られています。樹冠回廊があり、森を観察する事が出来ます。観察会をされていましたが、蚊に食われそうで、足早にスル―したつもりが、2,3か所刺されてしまいました。武装して、またトライする事にします。
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こじんまりした紫式部ですが、綺麗な実を付けています。12-092.jpg
さて、藤袴の一帯にやってきました。12-091.jpg12-090.jpg12-089.jpg
アサギマダラに会えるかと期待していたのですが、アオスジアゲハですね~。12-088.jpg12-087.jpg12-086.jpg
和の花の展示即売もされていたので、藤袴やシュウメイギクなど気になる鉢があったのですが、これ以上増えても世話が大変なので、泣く泣く見送り、お茶にしました。冷たい抹茶が爽やかです。12-084.jpg
久しぶりのお天気で公園は、大賑わいでした。