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2016年08月04日

真如堂宝物虫払会

7月25日 真如堂では、恒例の宝物虫払会が行われていました。年に一度、宝蔵に納められている200点ばかりの書画の掛軸や書状の巻物の虫干しとあって、本堂のいたるところに、掛軸が掛けられ、その箱が足元に置かれています。12-158.jpg
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『真如堂縁起』(公開されるのは写本)の前では、僧侶がその由来や内容を説明してらっしゃいました。
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『安倍晴明蘇生之図』の前では、『結定往生印』を頂く事が出来ます。

安倍晴明は一度は不慮の死をとげ閻魔大王の前に引き出されるも、その念持物である「不動明王」の進言により、民を救う秘印を授かり、生き返ったという伝承があるそうです。
真如堂に伝わる「極楽之宝印」がこの秘印の印影といわれていて、貫主によって、真言を唱えてもらい、額に印を受けると、極楽浄土行きが保証されるというものです。額に押してもらった印は、この世では見えませんが、閻魔大王の前に出た際には、ちゃんと見えるようです。(水族館の再入場の際に押してもらったスタンプと似たような仕掛けでしょうか?)目に見える形で頂いてきた朱印は、常日頃、持ち歩くもよし、故人の棺に入れるもよしという事です。
掛軸を一通り拝見して、暑気払いの「枇杷湯」の無料接待を受けると、その冷たく効能ありげな香りに、とてもさわやかな気持ちになりました。

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