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2016年05月11日

「彫嵌細工の世界」展

5月15日まで、清水三年坂美術館にて、「彫嵌細工の世界」という展覧会が開催されています。12-312.jpg

木や象牙などの素地に、図柄にあわせて彫り刻んだ貝や牙角、鼈甲、金属などを嵌(は)め込んで装飾する技法を彫嵌(ちょうがん)といいます。
旭玉山、石川光明、野原貞明、田中一秋といった彫刻家達が、明治・大正期に活躍していました。
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これらの作家達が、万国博覧会に出品した品々や、国内の数寄者のために作られた風雅な調度品や装身具の数々が展示されていました。
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柿や筍、海老など、本物と見まがうような作品が展示されていて、驚きの連続です。こんな作品を作るには、並外れた技術力と集中力や忍耐力が必要ですし、もしかしたら、おたく力?も必要かもです。
昨日、テレビでこちらの館長がニューヨークのオークションに参加していらっしゃる光景が取材されていました。雅楽の蘭陵王(らんりょうおう)を舞う姿をモチーフにした置物を落札されるところを、ドキドキしながら見ていました。いつ、公開されるのか、楽しみです。

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