2016年04月29日
特別展 我が名は鶴亭 ―若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?
5月29日まで、神戸市立博物館にて、「特別展 我が名は鶴亭 ―若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!?」展が開催されています。
鶴亭って、誰?と思ったぐらい知識ゼロでしたが、チラシの画に魅かれて、神戸まで足を運びました。
鶴亭は長崎出身の黄檗僧で、画家でもありました。中国由来の花鳥画を学び、京都・大阪にやってきて、
伊藤若冲や池大雅らと交友を持ったようです。歿後230年を経た初の回顧展という事です。
しつこすぎない程よい中国っぽさが、心地よい画風で、観に来て良かったなぁという印象でした。
薄く透けた仕切りの垂れ幕が吊り下っているところがあり、作品に見入っていて次の作品へと横移動しようとすると、ぶつかりそうになりました。この演出?人の流れを止める手立て?はいかがなものか、と憤慨しましたが、どうも、ぶつかろうとするのは、私ぐらいのようで、皆さん、何事もなくスル―されているようでした。どうして…。
同時代の池大雅、伊藤若冲、曾我蕭白らや、弟子など、周辺の関連絵画も合わせての展示で、その時代の空気感も感じられ、いい展覧会でした(垂れ幕以外は)。
- by zuzu
- at 13:33
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