2016年04月20日
2016 京の桜 十輪寺
4月4日 善峯寺からの帰り道、十輪寺に立ち寄りました。
在原業平がこの寺に隠棲したことから、「業平寺(なりひらでら)」とも云われていて、以前より訪れたいと思っていました。
善峯寺の桂昌院御手植えの桜より開花時期が少し早いので、散り盛んな業平桜です。
一面の花びらで、渡るのを躊躇ってしまう高廊下です。
高廊下から見下ろす庭
業平御殿側より
右手の茶室には入れませんでしたが、また違った見え方がするのでしょうね。三方向から違った世界観で眺める庭という事で、三方普感の庭と称されています。
天蓋の桜とも云われるように空を覆いつくしているようです。
にわかに風が起こり、高廊下の屋根に積もった花びらが舞い踊り、息を呑む美しさでした。
ここで、お茶を頂きたいと思ったのですが、残念ながら、そういう準備はされていないようです。
業平が塩焼きの風流を楽しんだといわれる「塩がまの跡」
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
- by zuzu
- at 17:10
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