2016年02月06日
第50回 京の冬の旅 相国寺 養源院
今年も、「京の冬の旅」非公開文化財特別公開が始まっています。
テーマは「禅-ZEN- ~禅寺の美 日本文化の美~」
今年が、臨済宗を開いた臨済禅師の1150年遠緯にあたることから、禅宗の寺院を中心にした公開としたという事です。
相国寺 養源院から、スタートしてみました。
本堂
本堂に安置された像高約170㎝の秘仏「毘沙門天像」は、若々しく凛々しいお顔立ちで、ポーズが独特です。鎌倉時代の慶派仏師の作と伝わっています。
この毘沙門天像の法要の際、伊藤若冲の「釈迦三尊像」「動植綵絵」12幅が初めて一般公開されたとか。
近衛家から移築された書院からは、池泉式庭園と茶室「道芳庵」を眺める事が出来ました。
幕末の戊辰戦争の際、こちらは薩摩藩の野戦病院となっていて、イギリス人医師 W.ウイルスによって、日本初のクロロホルム麻酔を使用した手術が行われたそうです。柱には、痛みをこらえんとした為か、藩士の付けた刀傷が残っていました。
- by zuzu
- at 15:53
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