2015年10月02日
第51回 上京薪能
9月24日 第5回上京薪能が開催されました。
残念ながら、朝から小雨模様で、白峰神宮での開催は取りやめとなってしまい、金剛能楽堂での上演となりました。仕事の都合で2部に遅刻してしまい、筝曲の途中で、係りの方に誘導されての席入りとなりました。大入り満員状態で、補助イスが通路に並んでいたのですが、まさかの脇正面最前列の前にもう1列並んだ補助イスの橋掛り横、一の松の横に座る事となりました。舞台、近!照明まぶしっ!遅れて来ておいて、こんなお席に座ってしまっていいのかしらん?
横から見ていると、所作がよく見えて、正面席とはまた違う面白さがあります。立ち上がる際に、ちょっと踏ん張ってらっしゃるところなど、よく見えてしまいます。老化は足腰から来ますから、気を付けなくては…。
最後の演目は、能「杜若」です。ワキは、大好きな原 大さん!囃子方は、大鼓 井林 清一さん 小鼓 曽和 鼓童さん 太鼓 前川光範さん、そして笛は 森田保美さんと京都能楽囃子方の方々で、良い感じ~!
するすると原さんが横を通り過ぎ、目の前に!近い!何処を見ていいか分からないほど、近くて気恥ずかしい…。シテ方は、金剛流 種田 道一さんですが、私としては、面や姿かたちに気持ちが入ってしまうので、杜若の精か、はたまた業平かとしか認識出来ません。足の運びがよく見えるので、思わず自分の足にも力が入り、つりそう…。双眼鏡で、面もドアップで。うっ、美しい~。ちょっと、原さんもアップでちら見。照明を、もう少し柔らかくする事が出来たなら、もっと美しく見えるかもです。
ともあれ、雅な夕べでした。
- by zuzu
- at 13:33
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