2014年11月01日
京版画 芸艸堂の世界
11月30日まで、虎屋さんのギャラリーにおいて、「京版画 芸艸堂の世界」が開催されています。
明治24年(1891)年美術書出版社として京都に創業された芸艸堂(うんそうどう)さんは、現在、日本で唯一手摺木版和装本を刊行する出版社です。
貴重な版木も多数所蔵されているそうで、今回は、琳派400年にちなみ、その流れを汲む神坂雪佳や、伊藤若冲の版画「玄圃瑤華」などが展示されていました。
神坂雪佳の愛らしい作品はいつ見ても心が和みます。
若冲の「玄圃瑤華」は、拓版という技法で、摺られた木版画で、紙に立体感がでて、迫力があります。ちょっと、やってみたい感じです。
芸艸堂さんの出版物は、魅力的なものが多くて、古いものを見つけるとどうしても欲しくなってしまいます。
大判が多いので、保存スペースも必要で、値も張るのが困りものです。大規模な芸艸堂の歩み展なんかが、開催されないものでしょうか?ファンとしては、どど~と鑑賞してみたいところです。私の所有品、貸出しますよ~なんて。
「十二佳月能雅摺」より
アフターは、お隣の喫茶スペースで、お抹茶でまったりしました。
- by zuzu
- at 12:50
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