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2014年09月03日

『うるしの近代 京都、「工芸」前夜から』展

8月24日まで、近代美術館にて、『うるしの近代 京都、「工芸」前夜から』展が開催されていました。

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パンフレット見開き 右10-043.jpg

パンフレット見開き 左10-042.jpg
厚手の紙に、ゴージャスな印刷が施されていて、びっくりです。

幕末から明治にかけての漆芸に始まり、時代の大きなうねりの中でその時々を映しながら、変化していった工芸品が一堂に集められていました。多すぎて、途中、お茶休憩したいぐらいでした。

天皇が長い行幸に出掛けられ、衰退しそうな京都にあって、海外の博覧会に伝統的な陶磁器や漆芸品を送り出したり、日本最初の博覧会を開催したりと、奮闘した京都人の姿が目に浮かびます。
山本覚馬氏による、外国人のための京都・京都近郊名所案内(英語表記)なども展示されていて、大河ドラマが蘇ります。
神坂雪佳の図案は、単純化されたデザインが愛らしくて、欲しい・・・とか思ってしまいます。
象彦さんや、中村宗哲さんなど、段々、近年に向かい、やっと出口。量と質が大変な具合で、大いに疲れ、休憩スペースに座り込んで、大鳥居をぼんやり眺めました。

漆塗りは、取扱いに気を使うので、非日常的感がありますが、やはり美しいものですね~。たまには出して、使わねば・・・。 


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