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2013年10月13日

京の夏の旅 2013 六道珍皇寺

第38回京の夏の旅 最終日に 冥界へ通ずる井戸で有名な六道珍皇寺にお邪魔しました。9-444.jpg9-443.jpg

薬師堂9-442.jpg
薬師如来坐像(重文)が安置されています。

閻魔堂9-441.jpg
閻魔大王像 小野篁像などが安置されています。

迎え鐘9-440.jpg

左手にある賽の河原 石地蔵がズラリと並んでいます。9-439.jpg

本堂9-438.jpg
こちらは、臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は大椿山。本尊は薬師如来。お盆時期には六道詣りの人々で賑わいます。
本堂内で、ボランティアガイドさんに、ご由緒や小野篁の話、地獄絵の説明などを受けました。

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
   人には告げよ 海人の釣り舟
参議篁と記載されている百人一首の中の歌ですが、小野篁が遣唐使として使わされる際のトラブルから、嵯峨天皇の怒りにふれ、隠岐に流された時の和歌です。自分には、なんら非がないのに、こうして流されていくのだという思いがあった篁の心の内が現れているようでもあります。
後に都に戻され、参議にまで出世しています。
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昼は朝廷に出仕し、夜は閻魔庁に勤めていたという伝説があり、冥土へ向かう際に、こちらの井戸を使っていたといわれています。井戸の中に、シダが生い茂っているのが見えました。
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帰路に使った井戸は、 今は廃寺となっている大覚寺門前六道町辺りにあった福生寺の井戸と伝えられていて、今はないという話を記憶していましたが、こちらの境内にも帰路に使っていた井戸があったそうです。
小野篁卿 冥土よりの帰路「黄泉がえりの井戸」として昨年8月末に推定地あたりより140年ぶりに出現し、整備されて公開されていました。写真撮影禁止ということでしたが、覗き込むと水面が光り、今も水を湛えていることが分かります。(帰ってくる時、濡れちゃうんじゃないかしらん?)

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