2013年08月01日
京の夏の旅 2013 大雲院 祇園閣
大雲院は、天正15年(1587) 烏丸二条南の地に織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された寺院です。その後、秀吉により寺町四条に移され、さらに、昭和48年に、大倉財閥創始者・大倉喜八郎の別邸であった現在の地に移転されました。
大雲院という寺院名は、信忠の法名から採られています。
本堂
釣鐘堂
平和観音
洛中の いづこにゐても 祇園囃子 山口 誓子
祇園閣
大倉喜八郎の別邸の一部であった祇園閣は、国の登録有形文化財となっています。高さ36mの三階建て、祇園祭の鉾をかたどった造りで、昭和3年に建てられました。
大倉喜八郎の幼名が、鶴吉であるところから、鶴の細工となっています。鉾先にも、鶴が羽ばたいています。
寺地移転の際に、1階正面に阿弥陀如来像が安置され、昭和63年には、内部に敦煌の壁画が模写されました。閣上からは京都の町が一望でき、気持ち良い風が吹いていました。
信長・信忠 碑
石川五右衛門墓
- by zuzu
- at 12:40
comments