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2013年04月05日

2013 京の桜 岡崎疎水・平安神宮

4月1日 蹴上インクライン7-215.jpg
船形が見えます。7-214.jpg
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十石船が行き交っています。7-210.jpg
船着き場を通りかかった時には、4時半のチケット販売中となっていました。2,3時間後に乗れる感じです。日曜ならもっと大変なのでしょうね。

平安神宮前の公園の枝垂れも見事です。
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屋根に零れかかる枝振りに期待感が・・・。7-208.jpg
『あの、神門をはいって大極殿を正面に見、西の廻廊から神苑に第一歩を踏み入れた所にある数株の紅枝垂、―――海外にまでその美を謳われているという名木の桜が、今年はどんな風であろうか、もうおそくはないであろうかと気を揉みながら、毎年廻廓の門をくぐる迄はあやしく胸をときめかすのであるが、今年も同じような思いで門をくぐった彼女達は、忽ち夕空にひろがっている紅の雲を仰ぎ見ると、皆が一様に、
「あー」
と、感歎の声を放った。この一瞬こそ、二日間の行事の頂点であり、この一瞬の喜びこそ、去年の春が暮れて以来一年に亘って待ちつづけていたものなのである。』 谷崎潤一郎 細雪より
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今年はほぼ満開になったところの紅枝垂れで、色も濃く、長女と次女のみの細雪ごっこです。7-205.jpg7-206.jpg
本日よりお茶席開始という事で、ちょっと一服。鶴屋吉信さんのお菓子「寒桜」に宇治小山園のお茶です。7-204.jpg7-203.jpg7-202.jpg
『貞之助は、三人の姉妹や娘を先に歩かして、あとからライカを持って追いながら、白虎池の菖蒲の生えた汀を行くところ、蒼竜池の臥竜橋の石の上を、水面に影を落して渡るところ、栖鳳池の西側の小松山から通路へ枝をひろげている一際見事な花の下に並んだところ、など、いつも写す所では必ず写して行くのであったが、此処でも彼女たちの一行は毎年いろいろな見知らぬ人に姿を撮られるのが例で、ていねいな人は態ゝその旨を申し入れて許可を求め、無躾な人は無断で隙をうかがってシャッターを切った。』 細雪より
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細雪のシーンを知ってか知らずか、幾人かの外人の人たちに写真を所望されたのは、ちょっと想定外でした。おばさんでも着物を着ていれば、まだ被写体になりうるのかしらん?まあ、日本人は若く見えるようですから。後でもうちょっと若かったら良かったのにとか思われているかもしれませんね~。気分だけは細雪でしたが。7-200.jpg
左近の桜7-199.jpg
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お気に入りの桜 なんと美しいそのたたずまい!7-197.jpg

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長女 鶴子?7-192.jpg
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