2012年07月30日
祇園祭 その10 木賊山
芦刈山を一筋下ったところ、西洞院通佛光寺西入るには、木賊山があります。同じく、謡曲からテーマを得ています。
都の僧が、父を尋ねたいという少年松若を連れてその故郷信濃へ下り、木賊を刈っている老人と出会います。老人は僧を我が家へと案内し、子をかどわかされ、こうして旅の宿を営み、行方を捜しているという身の上話を語り始めます。僧の連れた少年こそがわが子とわかり、再会を喜ぶという物語です。御神躰は腰に簑をつけ、左手に木賊、右手に鎌を持っている翁の姿を現しています。
- by zuzu
- at 11:00
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