2012年07月29日
祇園祭 その9 芦刈山
綾小路を西へ、西洞院を過ぎたところに、芦刈山があります。
謡曲「芦刈」を主題としています。
津の国日下の住人、左衛門は貧乏のすえ、心ならずも夫婦別れをします。妻は京に上って高貴な人の乳母となり、生活が安定しますが、夫の方は芦を刈りそれを売り歩いてなんとか暮らしていました。別れた夫が気になって探しに出掛けてくるも、夫はその身を恥じて隠れてしまいます。夫婦は和歌を詠み交わし、打ち解けて装束を改め、揃って都に帰っていくという物語です。
芦
御神体の古衣装は、織田信長より拝領と伝わる小袖です。
- by zuzu
- at 10:02
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