2012年05月23日
金環日食
5月21日
日食グラスを買って、屋上にスタンバイしました。カメラのレンズまではちょっと・・・と思ったので、取り敢えず、投影板を用意して、移りこむ姿を撮影しようと、鏡と段ボール箱をセットしてみたのですが、あまり明確な映像になりませんでした。前日準備のぶっつけ本番でしたので、穴の大きさとか距離とか、問題があったようです。日食レンズに反射した光をボードに写したものがクリアだったので、写真はその映像です。二つ映っているのは両眼に分かれている小さなレンズであったためです。
国立天文台によると、国内で金環日食が観測されたのは1987年以来約25年ぶりで、日本の広範囲で観測できるものは平安時代の1080年以来という話でした。
1080年というと、白河天皇の御世で、愛する中宮 賢子との間に善仁親王、後の堀川天皇が生まれた翌年です。
1183年の水島合戦では、木曽義仲の軍勢と屋島(香川県)を本拠地とする平家が戦い、日食を知らなかった源氏の兵士は混乱し、平家方は暦から日食が起こる事を事前に知っていて、勝利したという模様が「源平盛衰記」に描かれています。
平安時代に思いをはせて、日食を観察するのもオツなものです。
完全に通過しました。
次に今回のような規模で金環日食が起きるのは300年後の2312年ですから、クローンになれたらまた観れるかも?ってところですね。
- by zuzu
- at 13:08
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