2012年05月12日
新日吉神宮
新日吉神宮(いまひえじんぐう)は、現在は東山七条の通称 女坂を上ったところにあります。
延暦寺の東、大津市坂本の日吉大社は、平安京の表鬼門にあたるところから、方除、厄除の大社としてあがめられてきました。熊野大社とともに、後白河上皇の信仰篤く、1160年(永暦元年)10月16日、上皇の命により、日吉山王七社の神々を院の御所(法住寺殿)の鎮守社として御所内に祀られ、新日吉社とされました。
現在より南にあったと伝えられています。その後、社地を転々とし、現在の社地となったのは、明治になってからということです。
上皇は廃絶されていた宮中の行事、小五月会(こさつきのまつり)をこの社の祭礼として復興し、競馬や田楽等が盛大に行われていました。ご自身も親しく行幸されています。
現在は、5月の第2日曜に新日吉祭(いまひえまつり)が執り行われています。
本殿の前には御猿さんが安置されています。大神の御使者ですが、豊臣秀吉とも関係の深い社ですから、何となく、秀吉を連想してしまいます。日吉丸という幼少の名前ともかぶりますし。
本殿裏のスダジイの古木
1958年(昭和33年)、七社の神々に加え、後白河天皇を増祀し、翌1959年(昭和34年)に神社名を現在の新日吉神宮と改められています。
この手前の高校に通っていた頃は、全く関心がなく、「しんひよしじんじゃ」だと思っていたのですから、嘆かわしい限りです。もっと勉強しておけばよかったと今更、思うこの頃です。まぁ、今からでも遅くはないかしらん。
- by zuzu
- at 15:09
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