2012年05月03日
長谷寺 前篇
風さそふ 花のゆくへは 知らねども
惜しむ心は 身にとまりけり
西行
桜の季節があっという間に風に吹き散らされ、取り残された感じのこの頃ではありますが、桜の次あたりに好きなのが牡丹なものですから、惜しむ心が、はやる心に急かされて、長谷寺へ行ってきました。
4月30日 曇り空で、夕刻には雨がちらつきそうではありましたが、葉っぱ柄の小紋の着物に牡丹の帯を締めてみました。
参道にたどり着いたのは、お昼前でしたので、取り敢えず腹ごしらえ。有形文化財に指定されているというお食事・お茶処の長谷路さんにおじゃましました。
お蕎麦と柿の葉寿司を食べて、取り急ぎお寺へ。
門前から牡丹のお出迎え
仁王門
境内図 パンフレットより
登廊 両サイドを牡丹に囲まれています。
右手の宗宝蔵にて、宝物拝見。
見上げると、御衣黄桜が咲いていました。
まだまだ蕾も多いです。
新緑が目にすがすがしいです。
紀貫之故里の梅
並んで一茶の句碑もありました。
階段を、牡丹を眺めながらふらふら上り続けて、本堂へ到着
ミニ清水の舞台といった感じですね。
ご本尊は、十m余りある十一面観世音菩薩です。足元に入ってみて、その大きさにびっくりしてしまいます。
明日につづく
- by zuzu
- at 11:17
comments