2012年04月22日
2012 京の桜 安楽寿院と御陵・西行寺跡
4月10日 城南宮を出て東へ、伏見区竹田にある安楽寿院に立ち寄りました。このあたり一帯は、応徳3年(1086)、白河上皇が鳥羽離宮を造営、周辺に寺院や院御所を建て「あたかも都遷りのごとし」といわれたほどの華やかな貴族文化の舞台でした。
鳥羽天皇は譲位後、鳥羽離宮に入り、殿舎や仏殿を増築しました。その際この石の上に冠を置き,これを中心に造営したと伝えられています。
保延3年(1137)鳥羽離宮の東殿に鳥羽上皇により、御堂が建てられました。それがこちらの安楽寿院の起源です。
そして、その周辺には、御陵があります。
白河天皇成菩提院陵
鳥羽天皇安楽寿院陵
近衛天皇安楽寿院南陵
白河天皇陵の北の方に西行が鳥羽上皇の北面の武士であった頃の邸宅跡と伝えられている場所があります。江戸時代には庵室(西行寺)があり、境内には月見池・剃髪堂があったということです。明治11年(1878)観音寺(伏見区竹田内畑町)に併合されました。この石標は西行寺の跡を示しています。
- by zuzu
- at 16:30
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