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2012年01月24日

第46回京の冬の旅 長講堂

今年も、「京の冬の旅」 非公開文化財特別公開が始まっていますね。初公開の長講堂を訪れてみました。6-687.jpg
下京区富小路六条本塩竃町にある、後白河法皇の持仏堂です。寿永二年(1183)、後白河法皇が晩年に過ごした院御所「六条殿」内に建立した持仏堂がこちらの寺の起こりです。6-686.jpg
一歩、中へ入って、あらっと思ったのが、由緒あるお寺にしては、真新しいスキッとした感じ。
阪神淡路大震災の際に、本堂は大きな被害を受けたため、修復されたという説明を聞いて、納得しました。
書院では、後白河法皇御真影の複製を見ることができました。本物は、50年に一度宮内庁立ち会いのもと開封されるそうなので、まぁお目にかかれそうにないです。後白河法皇直筆と伝わる「過去現在牒」には、安徳天皇や、平清盛・源頼朝・義経などの源平の武士、清盛が寵愛した白拍子の祇王・祇女・仏御前など、法皇ゆかりの名が記されていました。どんな思いで法皇がそこにこれらの人々の名をしたためていかれたのかしらと、想像してしまいました。

本堂には、法皇の念持仏であり臨終仏であった阿弥陀三尊像が祀られていました。
その前で目を瞑り、手を合わせると、平安末期へ ひとっ跳びしてしてしまったかのような錯覚に陥ります。

6-684.jpg
奥にあるのは、御影殿です。後白河法皇坐像が安置されています。毎年4月13日の法皇忌にのみ公開されているそうですが、今回は特別に開扉されています。肖像画より、男前です。松田翔太が坊主頭にして、衣を纏ったら結構似てきそうじゃないのと想像して、にんまりしてしまいました。

平安時代大好き歴女としては、すっごく楽しめた公開でした。薄い靴下を履いていってしまったのは、ちょっと失敗でしたが・・・。

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comments

長講堂に行かれたのですね。
私も過去現在牒には感激しました。
祇王、祇女が目の前に現れた様な気がしましたよ。
それにしても、後白河法皇が彼女たちの供養を願ったとはね。
案外、人情味のある人だったのかな。

なおくん
長講堂、良かったですよね。
後白河法皇との距離が、縮まったように感じました。あの過去現在牒を見て、その人となりを興味深く思いました。
大河ドラマで、どんな法皇が見られるのかも楽しみです。

  • zuzu
  • 2012年01月26日 09:34
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