2010年08月25日
上善寺
8月22・23日は、都の出入り口六ヶ所に祀られた地蔵菩薩を巡拝して、罰障消滅、家内安全、無病息災、家運繁栄を祈願する「六地蔵巡り」の日です。
23日、六か所回るのはちょっと大変なので、一番近い鞍馬口通寺町東入るにある上善寺さんに伺いました。
山門を入った直ぐ右手の石仏は、鎌倉時代中期頃に造られた大日如来坐石仏です。
正面が本堂
地蔵堂は右手にあります。
小野篁作であるというこの地蔵尊は、小幡の里に祀られていたものが、保元年間(1156~59)に深泥池畔に移されて「深泥池地蔵」と呼ばれ、明治時代に現在地に移され「鞍馬口地蔵」と改められています。
お幡(旗・おはた)家の玄関や軒に吊るすと厄を祓い、福を呼ぶということで、一年間の役目を終えた古いお幡が綱につるして奉納されています。
このお札、町内の地蔵盆でも、南無地蔵菩薩と書かれたものが配られます。町内の会計を今年からすることになり、初めて知ったのですが、町内で配るお幡は、文房具屋さんで買うのですね。
地蔵堂横にも、多くの石仏があります。
そしてもう一つ見ておきたかったのが、長州藩士の首塚です。お寺の方にお聞きして社務所奥の墓地に向かいました。
美しいたたずまいの社務所です。
元治甲子の戦い(堺町御門の変)で戦死した長州藩士 入江九一らの首塚です。
- by zuzu
- at 16:30
comments
読ませて貰って気が付いた!こと。
去年の六地蔵巡りで集めた六つのお幡、廊下にそのまま吊ったままやんか!
もう一つ、此処は何度か寄せていただいていますが、(今年の六斎はサボりました)長州藩士の・・・は毎度忘れてみていません。
一年も経つと、忘れてしまいますよね。地蔵盆のお幡も、やり場に困っていたのですが、ここに納めるといいのですかしらね。
あちこちの六斎、お疲れ様です。
楽しく拝見しています。