2010年07月10日
「京」和装・伝統産業職人工房 その2
会場 中ほどは糸関連です。
座繰
蚕がお湯の中に浸かっています。何本かの繭の糸が水中から手繰り寄せられて一本になっています.。
小枠に巻き取られ、
さらに大きく巻かれてゆきます。
こうして糸になってゆくのですね。
子供の頃、蚕を育てたことがあります。真っ白な繭がころころと幾つもできた時は、可愛いかったのですが、しばらくたった朝、箱の中に真っ白な蛾が、何匹も張り付いていた光景は、ちょっと不気味でした。触ったら純白の粉が付いて、気管に入りでもしたら息が止まってしまうのではないかと感じたものです。表に放してやりましたが、この純白の羽根がどんどん汚れてゆくのかと思うと、悲しかったものです。
こちらは糸を撚る機械のようですね。西陣織の最初の準備工程で、細い生糸を織物に使いたい太さに合わせて撚りをかける(糸をねじりあわせる)作業です。この撚りの強さを織物に合わせて加減することで、織物に微妙な風合いや光沢が生み出されるそうです。
- by zuzu
- at 12:45
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