2010年05月18日
出町 妙音弁財天
鴨川の出町橋の西詰にある出町の妙音弁財天さんにお参りしました。
琵琶を弾く女神様で、音楽の神様、あるいは芸能の神様として信仰されています。
妙音弁財天のご本尊「弁才天画像」は、鎌倉時代に西園寺家のお姫様(西園寺寧子 広義門院)が後伏見天皇に嫁いだ際に、持参した「弁才天画像」だそうです。以降、琵琶の家元であった伏見宮家の守り神として、代々伝えられたものです。コピーが飾られていました。
本物は相国寺の美術館に保管されていて、春季大祭(4月)とお火焚祭(11月)の時には、出町で御開帳されるようです。
江戸時代の伏見宮家はこの出町の地にあり、、「弁才天画像」もその屋敷内にまつられていましたが、明治に東京に移り、後に出町住民の請願を受けて再び京都に戻され、宮家の跡地に新たにお堂を作ってまつられたそうです。
弁財天は、「京洛七福神」のお一人でもあり、水の神様でもあります。この地で都の水を守っているという意味合いもあるそうです。
反対側の座敷内には、本日18日の御霊神社のお祭りに使用するための太刀鉾が飾られていました。
伏見天皇の御寄進によるものです。
奥には、お稲荷さんもありました。
弁財天像はとても美しいお姿、お顔立ちで、心魅かれました。御開帳の折には、もう一度訪れようと思います。
- by zuzu
- at 21:33
comments
ここって、ご開帳される時があったのですか。
11月ですね。覚えておかなくては。
六角堂の天井には龍の絵が描かれているそうですし、弁財天像も、もちろん観たいですね。
ご開帳、楽しみです。日が合うか、疑問ですけど・・・。
この六角堂、歳の数だけ回りながらおまいりすると、願いが叶うと言われているようですが、自分の歳を考えると目が回りそうです(^^)