2010年05月07日
「長谷川等伯」展 その2
昨日に続き、「長谷川等伯」展です。
第3章 等伯をめぐる人々-肖像画-
「日堯上人像」
本法寺第8世である日堯上人の肖像画です。信春の生家 奥村家の菩提寺である本延寺の本山が本法寺であったことから、この寺の伝手によって上洛し、京都や堺で活動したと考えられています。
「千利休像」
33歳という決して若くない年齢で、妻子を連れて上洛した信春の心境はどんなものだったのでしょう。自信と不安の入り混じったものであったのか、よく分かりませんが、能登時代と同じように細やかな描写の中に、描かれた人物の性格もよく描かれているように思います。
春屋宗園像
画壇に何の足がかりもなかった等伯は、絵師として僧侶、武将、町衆と関わりを持ち、肖像画を手がけ、交流を深めてその活動の幅を広げていったようです。
「稲葉一鉄像」
「頑固一徹」の言葉がこの人 一鉄の名前に由来するとされる事がうかがい知れるような感じが愉快ですね。
- by zuzu
- at 09:03
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