2010年02月14日
孝明天皇 御陵
弘化3年2月13日(1846年3月10日)、平安京最後の天皇「孝明天皇」が践祚されました。
多難な国事に直面され、公武合体の維持を望まれたまま、慶応2年12月25日(1867年1月30日)、崩御されました。
享年36(満35歳没)。死因は天然痘と診断されましたが、毒殺説もあります。
御陵は、後光明天皇以来の火葬、仏式葬の石塔から山陵に土葬される古式に改められ、歴代天皇墓所の泉涌寺裏山に、円墳を模した後月輪東山陵(のちのつきのわのひがしやまのみささぎ)が築かれました。
父である仁孝天皇と孝明天皇の念持仏が、御所の御黒戸内より、泉涌寺に移され安置されています。
平安京最初の天皇である第50代桓武天皇を祀る平安神宮に、昭和15年(1940年)、皇紀2600年を記念して第121代孝明天皇が合祀されています。
- by zuzu
- at 09:10
comments