2010年02月13日
清少納言 歌碑
泉涌寺 仏殿横 四條天皇御陵へ向かう参道横には、浴室があります。
その隣に寺名の起源となった名泉が、涌き出ていて、それを覆う屋形は、仏殿と同じ寛文期の建物だそうです。
そのまた隣に、清少納言の歌碑が建てられています。
夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ
百人一首に入っているこの歌が刻まれています。定子皇后の鳥辺野陵に近く、かつてここに清原元輔の山荘があり、晩年の清少納言が隠棲したと思われる所とされているために、昭和49年(1974年)、当時の平安博物館館長・角田文衞の発案によって歌碑が建立されたそうです。
若くして定子が亡くなられて、宮仕えを辞めた清少納言のその後は、定かではなく、いろいろな話がありますが、定子の御陵ちかくで、静かに晩年を過ごしたと思いたい・・・。
- by zuzu
- at 09:07
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