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2010年02月11日

泉涌寺 舎利殿

空海が草庵を建てたのが始まりといわれる、真言宗の古刹 泉涌寺は、皇室ゆかりの寺で、その静かな佇まいは雪が似合います。もっとも、出掛けるのが遅くて、ほとんど融けていますが・・・。
総門p7701.jpg
大門p7699.jpgp7700.jpg

大門を潜って、仏殿へとp7702.jpg
応仁の乱でほとんど焼失し、寛文8年(1668)徳川四代将軍家綱によって再建されたものです。
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運慶作と伝える阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が安置されていますが、弥勒様が修復中で、いらっしゃいませんでした。

舎利殿p7697.jpgp7696.jpg
出雲国美保の関の僧が、京に上って、十六羅漢・仏舎利を拝もうと東山の泉涌寺に参詣します。
寺男の案内で、仏舎利を礼拝していると、そこに里の男が現れ、ともに仏舎利を拝みます。仏舎利のありがたい謂れなどを語るうちに、空が突然かき曇り、稲妻が走ります。
男の面色が急に変わり、自分はこの舎利を望んでいた、昔の足疾鬼の執心であると言い、仏舎利を奪い、天井を蹴破って虚空に飛び去ります。
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僧は、物音に驚いて駆けつけた寺の僧から、釈迦入滅の時、足疾鬼という外道が、釈迦の歯を盗んで飛び去ったが、韋駄天という毘沙門の弟の足の速い仏が取り返した、という話を聞きます。そして、二人して韋駄天に祈ると、やがて韋駄天が現れ、足疾鬼を天上界に追い上げ、下界に追いつめ、仏舎利を取り返します。足疾鬼は、今は力も尽き果てて、失せにけれ~。p7694.jpg
場面を想像し、足疾鬼を追いかけて、舎利殿を一周。しばらく、楽しめてしまいました(^^)

 


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