2010年01月06日
武信稲荷神社と龍馬
今年の初詣は、中京区三条大宮西二筋目下るの武信稲荷神社にしました。
平安時代の初期、清和天皇貞観元年(859年)2月、西三条大臣といわれた右大臣左近衛大将藤原良相(ふじわらのよしすけ)公によって創祀された御社です。
後に、藤原武信という方がこのお社を厚く信仰されたことにより、武信稲荷と称されています。
境内の社に宮姫社(弁財天)があり、これは 御神木の榎に宿る弁財天です。
樹齢850年で、京都市の天然記念物に指定されています。
平重盛が安芸の宮島厳島神社から苗木を移し植えたと伝えられ、旧京都最大最古の霊樹です。
榎は『えんの木』とよばれ縁結びの神としても知られています。
神社の南には江戸時代、幕府直轄の六角獄舎という牢獄があり幕末、勤王の志士が多数収容されていました。その中に 坂本龍馬の妻おりょうの父である楢崎将作(ならさきしょうさく)が勤王家の医師であったため捕らえられていた。
おりょうは父の身を案じ龍馬と共に何度か訪れましたが、当時女性が牢獄へ面会できることもなく龍馬自身も狙われる身であり面会はかなわない。その為、神社の大木の上から様子を探ったと言われています。
命を狙われていた龍馬は身を隠していて、おりょうとは離れ離れになっていたので、自分がここへ来た証にこの木に龍の字を彫り、それを見たおりょうが龍馬が京にいることを知ったそうです。
今はその跡はありませんが、写真真ん中あたりだったそうです。
この葉っぱの縁結びのお守りが販売されています。
龍馬グッズも三条商店街の方によって販売されていました。龍馬の扮装の劇団員の人達が、寒空の中、待機されていて、今年の人気スポットになりそうです。
- by zuzu
- at 10:29
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