2010年01月05日
報恩寺 鳴虎
上京区小川通寺之内下ル射場町にある報恩寺 (ほうおんじ)では、寅年の正月三が日だけ、寺宝の大軸物「鳴虎図」が公開されました。
後柏原天皇より下賜されたその軸は、中国の仁智殿四明陶佾(とういつ)が宣により描いたもので、虎が谷川の水を飲んでいる絵柄です。これを、豊臣秀吉がゆっくり鑑賞したいと聚楽第に持ち帰ったところ、夜になって虎が吠えて眠れず、《これは鳴き虎じゃ、すぐに寺に返せ》と翌朝すぐに寺に返したという事です。
虎の毛が一本一本立体的に描かれていて、右手の方から観ると、頭が大きく、お尻が小さく観え、左手から観ると、お尻が大きくなって観えます。
顔は結構かわいい感じです。京都新聞などにも出ていたようで、大勢の人が鑑賞にいらしてました。
- by zuzu
- at 09:09
comments
京都新聞に出ていたのかぁ。(とってないもんで)
此の情報よそで見て悔しかったのですが、ますます・・・
とは云っても外出できる体調じゃなかったんで。
以前にこの報恩寺について調べた時から、この公開を心待ちにしていたので、観ることができ、満足しました。
お正月から体調不良とは、残念なことですね。お大事になさってください。