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2009年11月28日

親鸞聖人

弘長2年(1262年)11月28日 親鸞聖人が善法坊(弟 尋有の住坊)において亡くなりました。享年90歳でした。
その跡地である中京区御池通柳馬場北の御池中学校前に、「見真大師遷化之旧跡」 の石碑が建っています。
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*明治9年11月28日に、明治天皇より親鸞聖人に「見真大師」の大師号が贈られ、「諡号」(シゴウ)として用いられていましたが、現在、真宗大谷派は、この称号の使用を見合わせています。

善法坊のあとには、法泉寺が建立されましたが、隣接する柳池小学校の拡張により移転、さらに現在は御池中学校に変わっています。

親鸞聖人が晩年、愛玩し「虎石」と名付けた庭の石が、聖人が死去されたときに涙を流したといわれています。現在、虎石は東山区の東大谷本廟に移っていますが、ここの地名は虎石町と呼ばれ、その名残を留めています。

遺骨は、鳥辺野北の大谷に葬られていましたが、文久9年(1272年)親鸞の弟子たちの協力を得た末娘の覚信尼によって「大谷廟堂」が建立され、改葬されました。東山区林下町にある、現在の知恩院塔頭 崇泰院(そうたいいん)のあたりです。p7977.jpg
元応3年(321年)、本願寺三世覚如により、「大谷廟堂」を「本願寺(大谷本願寺)」と名乗り寺院化されました。これが本願寺の発祥です。廟堂は江戸時代初頭東山五条坂西大谷に移りました。
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知恩院の方へ歩いていく途中で、美しい紅葉に出会いました。p7975.jpg
知恩院山門p7974.jpg


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