2009年11月04日
京の伝統野菜 パート11 聖護院かぶ
かぶの仲間は、日本で最も古くから栽培されている野菜の一つで、古事記の「吉備の菘菜(あおな)」がカブのことと見られるほか、日本書紀に持統天皇が栽培を推奨したと記されています。
聖護院かぶは、左京区聖護院地区で品質の良いものが採れたことから名づけられましたが、元の種は近江の国の堅田地方で作られていた近江かぶであったそうです。
享保年間(1716~1736)に聖護院の農家 伊勢屋利八が持ち帰り、栽培を続けるうち、扁平であったかぶがだんだん円形に近くなり、改良を重ねて現在のような大かぶとなったそうです。
かぶら蒸しに、千枚漬けにと、これからの季節欠かせへん京野菜どす。
- by zuzu
- at 09:03
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