2009年10月06日
櫛まつり 2009 -江戸時代後期-
安井金比羅宮で行われた第49回櫛まつり 今日は江戸後期です。
葵髱・下げ上げ(あおいづと・さげあげ)
公家の髪型です。髱が葵の葉に似ていることから、葵髱と言われています。
葵髱・つぶ髷(あおいづと・つぶまげ)
同じく公家の髪型です。
長船(おさふね)武家母親
丸髷から変化したもので、武家奥方の格式を示す髪形です。
鬢と髱をおだやかな円形にまとめた京風の特色を見せた髪形です。
勝山髷(かつやままげ)武家姉娘
中期のものに比べて、吹き輪の幅が平たく、殊に上部は幅広に変化しています。
奴島田(やっこしまだ)武家妹娘
島田髷も中期の細い髷から変化して、髷先が膨らんでいます。
両輪(りょうわ)町家母親
上方の町家の母親に多く結われました。アップの写真が撮れていなかったので、過去の写真をはさみました。(モデルは私です。)
先笄(さっこう)町家若嫁
京風の町家の若奥様などに結われ、その後明治の末頃まで結われたようです。
娘島田(むすめしまだ)町家姉娘
未婚の若い婦人の髪型で、上方では、少女も結い時には遊女も結いました。
お染
上方の若い12~17歳くらいの娘の髪型です。
あどけなさの漂う可愛い髪型です。
おしどり
上方の町家の娘の髪型で、15,6歳まで結われていました。
結い綿
つぶし島田に鹿の子をかけたもので、18,9歳の結婚前の娘の髪型です。
鹿の子が全然写っていないので、過去の写真を添えました。
布天神
粋書(すいしょ)
京都にしかない髪型で、24,5歳の女性の髪型です。これも過去の写真を付け加えました。
割れしのぶ
毛先を二つに分け左右に広げ髷をつくり鹿の子を入れます。
手頃な写真が手近になかったのですが、明日の現代にまた登場しますので・・・。
お俊
引用 日本伝統の髪型 櫛祭り作品集
京都美容文化クラブ編
- by zuzu
- at 11:18
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