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2009年08月04日

橋の日 一条戻橋

8月4日は昭和61年(1986年)に、「は(8)し(4)」の語呂合せで「橋の日」と制定されました。

生活と文化に密接な関りを持つ川や橋に感謝し、橋や河川との触れ合いを通して故郷を見つめ直す日だそうです。

市内の橋で、伝説に事欠かないのは、やはり一条戻橋でしょうか。P8814.jpg
平安時代より、位置が変わっていないというこの橋は、現在は架け替えられて、いささか趣きに欠けるデザインのように感じます。P8813.jpgP8809.jpg橋の由来は駒札の通りです。P8812.jpg戻橋の下より下流P8808.jpg
万葉の時代からさまざまな占いが行なわれてきたようですが、橋のたもとで往来の人の言葉を聞いて、吉凶を占う占いを橋占と云ったそうです。
清盛の夫人である二位ノ禅尼が、徳子(建礼門院)の難産の折、戻橋の東のたもとにて橋占をしたそうです。このとき12人の童子が手をたたきながら西から走ってきて、「榻(しじ)は何榻、国王の榻、八重の塩路の波の寄せ榻」と4、5回歌って橋を渡って東の方へ走り去ったと云います。
これを聞いた平時忠は、「国王の榻(牛車の乗降用の踏み台)ということはきっと生まれるのは皇子であろう。めでたい事だ。」と、考えましたが、後に安徳天皇が壇ノ浦に沈むことを歌った後半部分の意味までは、その時はわからなかったという話も残っています。
P8810.jpg
かつての戻橋P8811.jpg

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