Search


2009年07月10日

本国寺跡

6月28日の大河ドラマ「天地人」の中で、初めて上洛した上杉景勝や直江兼続の宿舎となっていたのは、下京区にあった本国寺です。
北は五条小路(現松原通)、東は堀川小路(現堀川通)、南は七条坊門小路(現正面通)、西は大宮大路(現大宮通)の範囲にあった広大な敷地を有する寺だったようです。1680年代に、水戸光圀の熱心な外護を受けたことから、本圀寺と改められ、現在は山科区に移っています。P8972.jpg
堀川松原下るの堀川署南に東総門跡があります。P8971.jpgP8970.jpg
西総門跡は、大宮花屋町上るの淳風小学校北にあります。P8974.jpg
P8973.jpg
現在も多くの塔頭や墓所が、このあたりにあります。
西本願寺の駐車場あたりには、諸堂が建ち並んでいたようです。
天正14年(1586年)の6月に、景勝や兼続らはどのあたりに寝泊りしてしていたのでしょうね。洛中洛外図屏風(上杉本)の右隻 右下のほうに、当時の本国寺が描かれています。P8975.jpg
彼らの目に映った京の町並みはどんなものだったのか、興味深いところです。

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form

(ZUZU log にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form