2009年06月28日
高山彦九郎
寛政5年6月28日(1793年8月4日)、江戸時代後期の尊皇思想家である高山彦九郎が自刃しています。享年46歳でした。
高山彦九郎という人のことは、殆ど知らないのですが、三条京阪にある銅像は、よく知っています。
子供の頃、父親に聞いた記憶があります。
「あの人、何したはるの?」
「御所、拝んだはるんや。」
「ふ~ん?」
以来、大変そうな顔して御所の方 向いて座ったはる人 というのが、私の認識のすべてです。
この銅像は、2代目だそうです。初代は1928年に作られたようですが、1944年11月の金属回収令で供出され、現在の銅像は1961年の再建だそうです。東側にあるのが初代の台座跡です。ですから、私は、物心ついた頃より、今の銅像を眺めていることになります。
三条大橋は、京の都に入る地点で、彦九郎は京に上る度に、ここから御所に拝礼していたことから、この像が造られたということです。
全国をくまなく遊歴した旅の思想家で、幕末の志士と呼ばれる人々に多くの影響を与えた人物なのですから、尊王思想の先駆者ということなのですね。
- by zuzu
- at 09:05
comments