2009年06月08日
鴨長明と河合神社
鴨長明は、久寿2年(1155年)賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)通称、下賀茂神社の禰宜(ねぎ)、鴨長継の次男として生まれ、建保4年(1216年)閏6月8日に没したとされています。
父を早くに亡くし、和歌・管弦の道に進みます。
瀬見の小川
石川や 瀬見の小川の 清ければ
月もながれを たづねてぞすむ
後鳥羽上皇のサロンの一員として、和歌所の寄人に選ばれますが、下賀茂の摂社・河合社の禰宜の地位につくことができず、本来の出世の道が閉ざされてしまいます。
河合神社
元久元年(1204年)50歳で出家して大原に隠遁。各地を転々として、承元2年(1208年)山科の日野山に落ち着きます。
「方丈記」を執筆した「方丈の庵」の跡が、日野の法界寺より奥の山中にありますが、下鴨神社の摂社・河合神社境内に復元された方丈庵が置かれています。移動に便利なように、組立式となっています。
本社
- by zuzu
- at 09:10
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