2009年06月04日
第60回記念 京都薪能
第60回記念 京都薪能は、晴天のうちに終了しました。
1日のお昼に平安神宮に着いたときは、まだ一組で、敷物にフロアクッション、日傘、本にお茶と完全装備で、開場を待ちました。今年は月曜のせいか、はたまたインフルエンザのせいか、集まり方が随分遅いようでした。パンフレットは、豪華版で、ファイルケース付きでカラーページが一杯でした。顔見世のパンフレットみたいに、演者の顔写真もあるといいのにと考えるのは私だけでしょうか?長~い待ち時間のあと、4時半にやっと開場です。チケット片手に、気分は運動会です。「走らないでください。」と注意されながら、一目散に、目当ての席をゲット!報道の人達が何人もセンターを先に抑えてしまっているのは、やっぱりちょっと不愉快な感じだなと思いながら、その隣をキープしました。
舞台の床、真ん中あたり、ちょっと木が浮いてるのが、引っかかりそうで気になります。
お酒とお弁当を食べながら、待つことさらに1時間。ようよう始まりです。
「翁」
1日目は観世流、2日目は金剛流で演じられ、両方観る人はその違いがよく分かって面白いでしょうね。粛々とした翁の舞の後、三番三の舞はとても、力が入っているように感じました。
「絵馬」
天照大神が、作り物の宮の中に入り、またそっと少し開けるのですが、あの中って入ってしまうと暗いのでしょうか?まぁ、面をつけているから、最初から暗いでしょうけど。暗くて狭くて暑そう・・・。
副市長さんのあいさつでは、和装を奨励されてました。しっかり着物で来てるんだから、奨励するなら割引して~(^^)
理事長の七五三さんは、いつもにこやかなお顔です。
「杜若」
謡本を見ながら観ているので、はしょられると、「えっ!」という感じでページをめくらなくてはいけません。薪能は結構、飛ばすので、言葉を辿っているのも、考え物です。この演目は、ぼ~と観ている方が幽玄の世界に、はまり込めてよいかもしれません。
「福の神」
じっちゃん方が演者で、親父たちが後見、孫連中が地謡です。千作さんの登場で、一気に会場が和みます。一回り小さくなられたようにも思いますが、その一挙一動は、おかしくて目が離せません。
「正尊」
こちらは、金剛流になりますから、持ってきた観世流の謡本とは、少し異なります。
シテが、観世流では、正尊ですが、金剛流では弁慶になります。
それにしても、何時になく、イケ面の義経です!
金剛流 若宗家の金剛龍謹さんです!きゃ~!また声の良いこと!(*^^*)追っかけしようかしらん?
静御前は、子方が演じます。小さい頃からこうして、舞台に上がって、力をつけていくのですねぇ。
切られ役の倒れ方が、すごくて、歓声が上がります。スローモーションを観ているように後ろに仰け反っていって、溜めてからバッタリと倒れます。
良い子は真似してはいけません(^^)結構、危険です。
パンフレットに恒例の、茂山もっぴー・逸平兄弟のサインをもらって、(龍謹さんのサインもほしかった。)今年もお終いです。
- by zuzu
- at 09:10
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