2009年05月10日
千本えんま堂狂言 その1
5月1日 えんま堂狂言を観に出掛けました。
今年は60年ぶりに「ほうらく割」が演じられるということなので、それを目当てに、初日の1日、夜の部にしました。
戦後の物不足の時代に、舞台で使う炮烙(ほうらく)が手に入らなかったことをきっかけに途絶えていたようです。
最初の演目は、お決まりの「えんま庁」です。これは、カンデンデンのはやしにのって、無言で演じられます。
えんまさん登場えんまさんと帳付が着座します。
鬼が亡者をいじめますが、亡者の持つ巻物の力に負けてしまいます。巻物を取り上げ、帳付に差し出します。内容を読んだ帳付は、亡者が善人である事を知ります。亡者を開放、鬼を懲らしめます。縛り上げた鬼の番をするよう、亡者に言いつけ、えんまさんと帳付は退場えんまさんの退場したのをいいことに、鬼はまた亡者をいじめようとしますが、巻き物の力にはかなわず巻物を受け取るかわりに、亡者を極楽へと背負っていきます。めでたしめでたし。
- by zuzu
- at 09:05
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