2009年05月02日
當麻寺の牡丹と中将姫 その1
612年、麻呂子(まろこ)親王が御兄 聖徳太子の教えによって、万法蔵院(まんぽうぞういん)を建立。後に、親王の孫になり「當麻氏」と称したことにより、當麻寺と寺号を改めたというのが、この寺の起こりです。本堂には、中将姫が織り上げた綴織 當麻曼荼羅を文亀年間(1501~3)に転写した文亀本當麻曼陀羅が安置されています。金堂には、創建当初の本尊である弥勒仏坐像が安置されています。 その弥勒仏を囲むように、四天王立像が邪鬼の上に立っています。頬から顎にかけて髭をはやした彫りの深いお顔立ちで、なかなかイケ面です。
中之坊本堂には、中将姫の守り本尊である「導き観音」がご本尊として祀られています。このお堂で中将姫は髪を剃り落とし「法如」という名を授かり尼僧となっています。
当時、當麻寺は女人禁制で、入寺を許されなかったが、姫が一心に念仏を唱えたところ、そのお経の功徳で、足跡がついたという中将姫誓いの石です。
東塔
こちらの牡丹は傘付き、添え木付きで、傘は絵になりますが、添え木がにょっきりと花の横に飛び出しているのは、ちょっと困りものです(^^)
- by zuzu
- at 09:09
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