2009年04月13日
京都の桜 2009 ~哲学の道~・田渕俊夫展
4月6日 植物園で、ご機嫌になったあと、高島屋に立ち寄り、田渕俊夫展を観ました。
智積院講堂襖絵を5年の歳月をかけて制作されたそうで、その完成記念展覧会です。四季をテーマにした襖絵で、春はやはり桜が描かれていますから、やっぱり観ておかなくてはなりません。襖絵60面すべて、墨一色で描かれています。土佐の手漉き和紙に下絵をOHPで投射してその影を辿って描くという手法で描かれているため、筆の勢いというものがないのが、少し物足りない印象を受けました。墨の濃淡に奥行きや空気感、色彩までをも感じさせるニュアンスは、なかなかすばらしく、控えめな描写が、桜や木々の美しさをより強く想像させるようでもありました。
しかし、人の作品にけちをつけている暇があるなら、自分ちの襖絵をさっさと、描けばといったところです。実は和室の襖に桜を描くと宣言したきり、ほったらかしにしています。何時になるやら、桜の写真ばかり撮っているものの、構想もまとまっていません。まぁ、死ぬまでには…。
モノクロームの桜を観たあとは、色付きの桜をと、哲学の道へと急ぎました。画像の拡大
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- by zuzu
- at 09:50
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