2009年03月15日
上品蓮台寺 源頼光朝臣塚
源頼光伝説を追いかけて、千本北大路下がったところの上品蓮台寺に足を延ばしました。
この地域は、蓮台野と呼ばれる古くからの葬場です。上品蓮台寺は応仁の乱の後、復興し、12の子院を造った事から、俗に十二坊と呼ばれています。こちらの墓地に源頼光朝臣の塚があります。
椋の巨木の根元に石碑があるのみです。
この老木が、ひたすら怪しい感じをかもし出しています。
しかし、この土蜘蛛は古代の辺境の民をさす蔑称だったとも伝えられています。身長が低く背中が曲がっていて、手足が長く、穴居に住んで未開の生活をしていて、朝廷に抵抗する異民族として、討伐すべき凶賊であるとみられていたようです。そうなってくると、妖怪退治とは、また違ったニュアンスが、生まれる話ではあります。
怪しい話ばかりなので、去年の春の上品蓮台寺の境内の写真で、ちょっと気分を変えておきましょう。こちらは、観光客の比較的少ない、穴場お花見スポットだと思います。
- by zuzu
- at 08:50
comments
昨夜嵯峨釈迦堂のお松明に行って、嵯峨狂言の土蜘蛛で又頼光さんに会ってきたばかりです。
蓮台寺に頼光の墓があったとは知りませんでした。
それにしてもこの辺りこまめに調べて居られますね。私も後追いでノルマに加えさせて頂きましょう。
土蜘蛛は、何度見ても、楽しいですよね。
私も、干菜山光福寺の六斉念仏の時の蜘蛛の糸、まだ部屋に置いてあります(^^)
西陣に暮らし始めて、この地域への歴史的関心が強くなり、自宅の資料(京都の観光業をしていた父の本)を読んで、歩き回っています。