2009年03月03日
宝鏡寺 人形展
宝鏡寺は、日頃は非公開ですが、春と秋にのみ公開されています。
春のひな祭りは、「御所の春-天皇陛下御即位二十年・御成婚五十周年奉祝記念-」と題して3月1日(日)から、4月3日(金)まで行なわれています。
門をくぐると、右に人形塚があり、10月14日には、この前で人形供養祭が行なわれます。
人形よ 誰がつくりしか
誰に愛されしか 知らねども
愛された事実こそ
汝が成仏の誠なれ
実篤
その横には、お向かいの日吉屋さんの傘」がディスプレイされています。
人形寺とも言われていますが、皇女が歴代の住職となるところから、百々御所や門跡と称され、現在は臨済宗単立寺院となっています。
皇女和宮が、幼少の頃、こちらの鶴亀の庭で遊ばれていたそうです。
寺内は撮影禁止となっていて、入り口近くの部屋にのみ、撮影用の人形が置かれていました。
宝鏡寺の北に隣接して、浄土宗の大慈院が、明治初期までありましたが、今はこちらに受け継がれています。応仁の乱の火付け役となった日野富子が出家して妙善院となり、この大慈院に入ったことから、日野富子の木像も祀られています。宝鏡寺第15代世渓山禅師は、義政と富子の息女でもあるようです。画像の拡大
応仁の乱といえば、この宝鏡寺の東に百々橋跡があります。礎石のみが残されていますが、この百々橋を挟んで東西両陣が対峙したそうです。
堀川を渡って上立売を一筋下がったところには、西軍を率いた山名宗全の邸跡の石碑もあります。
- by zuzu
- at 16:22
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