2009年01月22日
京の冬の旅 パート1
1月19日 天神さんを出て、妙心寺に向かいました。
第43回非公開文化財特別公開が、行われています。
このお寺は、広大な敷地内に多くの塔頭がありますが、今回は、衡梅院と三門の公開です。
衡梅院 文明12年(1480)、妙心寺中興の祖・雪江宗深(せっこうそうしん)を開山として創建された塔頭寺院。
雪江禅師と4人の弟子に因んで名づけられた「四河一源の庭」
石が、それぞれの弟子を表しているそうです。
部屋の襖には、狩野派の絵師・大岡春トによる絵が、描かれています。墨のタッチが、繊細かつ大胆なようすです。
茶室「長法庵」の天井の一部には、楠木の一枚皮が張ってあり、変わった趣があります。
蓮をデザインした鐘
三門 東福寺、大徳寺に次いで古い慶長4年(1599)に造営された重文
観音菩薩像や、十六羅漢が祀られ、天井には、人面鳥身の迦陵頻伽(かりょうびんが)や、龍、楽器が描かれ、内部は、当初は極彩色であったろう様子が未だによく残っています。
極楽浄土が、こんな色調だと、ちょっと疲れるなと、思ってしまいました。
- by zuzu
- at 13:34
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